やけどで生じる水ぶくれを潰すと危険!適切な対処法の紹介
ちょっとしたミスですぐにやけどしてしまいますよね。火を使うような仕事をしているなら、やけどをする可能性も高くなります。
そんなやけどですが、「深度U」になると水ぶくれが生じてきます。この水ぶくれについては、潰すべきかそのまま放置しておくかで意見が真っ二つに割れているのです。
本当のところはどうなのでしょうか?
水ぶくれの種類で処理方法が異なるので注意が必要
水ぶくれには発生する原因によって潰すべきか、それとも放置をしておくべきかが分かれます。
たとえば、靴擦れなどで起こる水ぶくれは基本的に放置しておいたほうが良いと言われていますね。
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水ぶくれは皮膚が損傷した際に、血清やたんぱく質が外に出ることによって発生します。これが外部からの細菌の侵入をブロックする役割を持っているので、支障が無ければそのままにしておくのが無難です。
ただ足の裏や常に外部からの刺激を受けるような場所に発生する水ぶくれに関しては、気付かないうちに潰れて細菌が侵入する可能性があるので、早めに潰しておきます。
ウイルス性の水ぶくれは潰してはならない
ウイルス性の水ぶくれ(水疱瘡など)は、潰さずに放置をしておく必要があります。
ウイルスによって生じる水ぶくれの中にはウイルスや原因菌が存在している可能性が高いと言われています。
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そのため安易に水疱を破って液体を周囲に撒き散らすと、感染を広げる危険性があるので注意が必要なのです。
水ぶくれは気になるところですが、ウイルス性に関してはそのまま放置しておくのが一番と考えられています。
皮膚の損傷により起こる水ぶくれと同じ
やけどの場合に発生する水ぶくれは、ウイルス性のものではなく皮膚が損傷したことによって生じるものです。
そう考えると、靴擦れ等と同じ判断をすれば良いということになりますね。無闇に潰してしまうと、そこから雑菌が入り込んでくる可能性もありますし、治りが遅くなるという指摘もされてきています。
さらにやけどの際に生じる水ぶくれは、患部を守るバリア機能を果たしているとも言われています。早く治すためにも、水ぶくれはそのまま放置していたほうが良さそうです。
やけどの水ぶくれは医者に行くレベル
しかしやけどの怖いところは、専門医でもやけどが皮膚のどこまで到達しているのかを判断するのが難しいという点があります。
やけどで水ぶくれが生じる「深度U」という状態は、医者に行くべきレベルの負傷具合だと考えられています。素人判断で「大丈夫だろう」と思っていると、やけどが思ってた以上にヒドく、症状が悪化する危険性もあります。
中々水ぶくれ程度のやけどで病院へ行くという気持ちにはならないかもしれませんが、体のことを考えるならば水ぶくれを潰さずに、患部を冷やし続けながら病院に行くようにしましょう。
やけどの水ぶくれは、ネット上で潰すか潰さないかが議論されています。専門家の見解も割れているのですが、現在のところ潰さないで放置しておくほうが良いとの考えが優勢のようです。
基本的に水ぶくれが生じるやけどの場合は、皮膚科で診断してもらうのが一番です。素人判断が後々取り返しのつかないことになる可能性もありますから、適切な判断をしたいところですね。
引き続き、「水ぶくれの処置・治療法」を紹介していきます↓
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