水ぶくれを潰す時の適切なやり方と手順
やけどや靴擦れ、虫刺されからウイルス性と、水ぶくれが発生する原因は実に様々です。
どんな原因であれ、発生したら何かと気になってしまいますし、ブニブニという感触が嫌ですぐに潰してしまいたい衝動に駆られることもありますよね。
水ぶくれを潰すときには、どんな注意点が必要なのでしょうか?
水ぶくれは潰すべきという意見もあるけれど・・・
基本的にどんな水ぶくれであっても、潰さないほうが良いと言われています。ウイルス性を除いて、水ぶくれが出来る原因は皮膚の損傷にあります。
損傷した組織から血清とたんぱく質が漏れ出して外側に膜を作り、損傷した組織周辺を水分で満たします。これが外見からはぷっくりと膨らんだ水ぶくれとして認識されるのです。
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水ぶくれの水分には、損傷した皮膚組織を治癒してくれる成分が入っていますので、むやみに潰してしまうと傷の治りが遅くなるとも言われています。
そのため、水ぶくれは潰さないでそのままにしておくのが良いと考えられているのです。
ウイルス性の水ぶくれの怖さ
同じ水ぶくれでもウイルス性に関しても、水ぶくれそのものを潰すことはしてはいけませんが、その理由が異なります。
ウイルスが原因で水ぶくれが出来た場合は、その水分の中にウイルスが入り込んでいる可能性があります。
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潰すことで外に液体が飛び散り周囲の人を感染させたり、皮膚にとびひして症状がそこから現われるなども有り得るのです。
そのためウイルス性の水ぶくれの場合は、抗ウイルス薬を服用して治していく必要があります。
ウイルス性水ぶくれは潰してはいけない
それでも水ぶくれが気になって仕方がないから潰したいという場合もあるでしょう。
ウイルス性に関しては自分から潰すということはあってはなりません。
水ぶくれを自分で潰す場合には、手順があるのでそれを把握しておきましょう。
水ぶくれを潰す方法
まず用意するのは以下の3つです。
1:針
2:ガーゼ
3:タオル
針は消毒か熱湯で殺菌処理を施してください。水ぶくれの膜はとてもモロい作りになっているので、針を刺せば簡単に破けます。
針を刺して破いたら、中の液体が違う皮膚にかからないように注意しながら、キレイに拭きとってあげます。
そして消毒をするとせっかく皮膚を治そうと頑張っている成分すらも殺してしまうので、消毒液はかけずにガーゼを当てて処置をします。
潰して数日後に患部が痛んだら・・・?
水ぶくれを潰した後日に、患部に鈍い痛みを伴う場合があります。その際は症状が悪化しているサインかもしれませんので、すぐに皮膚科に行き診断をしてもらいましょう。
損傷した皮膚から細菌が入り込み、その関係で炎症を引き起こしている可能性があるからです。
水ぶくれは簡単に破けるので、あまり注意せずに破く人もいますが、細菌がはいりこんで痛みを伴わせる場合もあるので注意が必要です。
水ぶくれを潰すときには、適切な手順を用いて慎重に行いましょう。もし潰してから痛みが激しくなるなど異変を感じたら、すぐに皮膚科に行き相談をします。
間違ってもウイルス性の水ぶくれを潰さないようにしてください。もし不注意で破けてしまったら、タオル等ですぐに拭き取り、皮膚へのとびひを防ぐ行動を取ってくださいね。
引き続き、「水ぶくれの処置・治療法」を紹介していきます↓
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