歯茎に発生する水ぶくれは「歯を失う」危険な病気の可能性が!
体のいたるところで見かける水ぶくれ。やけどや靴擦れなどで頻繁に現われるので、決して珍しい症状ではありませんよね。
放置しておけば自然と治る水ぶくれですが、歯茎にできたときには注意が必要です。
大事な歯を失ってしまう恐れも・・・。
水ぶくれが生じる原因
皮膚の損傷により水ぶくれは発生します。損傷した組織から血清とたんぱく質が溢れ出し、組織を回復させるために活動を始めます。
水ぶくれは外側に膜がかかっており、外部の雑菌が侵入しないように防いでくれているのです。
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つまり水ぶくれを破くということは、せっかくの防御をなくしてしまうのと同義ですので、治りが遅くなります。
水ぶくれは基本的に放置しておくのが良いとされているのです。
歯茎の水ぶくれで怖い「歯根嚢胞」
しかし口内の水ぶくれに関しては楽観視できないのが現状です。もちろん「粘膜のう胞」と呼ばれる痛みも痒みも伴わない水ぶくれなどのように、水ぶくれが出来たとしても問題ないものもあります。
ただ歯茎に水ぶくれのようなものが発生したら、それは「歯根嚢胞(しこんのうほう)」の可能性が高く、いち早く歯医者に行くべき状態です。
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というのも、歯根嚢胞が発生するということは、歯の根元から歯茎に膿が出ている状態を意味しています。
歯の根元から膿が出るのは虫歯菌が歯の奥深くにまで侵入し、神経すら破壊しています。
虫歯の進行で歯茎にまでダメージが・・・
虫歯の治療で詰め物をした経験がある人は、外見上では虫歯が進行しているかを見分けるのが難しいものです。
その中では少しずつ歯が溶けていき気づいたら根元もヤラれてしまった状態というのが歯根嚢胞(しこんのうほう)です。
こうなると歯磨きをいくらしっかりとしても無駄で、早急に歯医者に行き適切な治療を受ける必要があるでしょう。
歯茎の水ぶくれは潰しちゃダメ
歯茎に水ぶくれが生じたら、かなり気になりますので自分で針を使って潰そうと考えるかもしれません。
針で歯根嚢胞で発生した水ぶくれのようなものを潰しても、歯茎を傷つけるだけですので控えましょう。
しかし歯根嚢胞でなく、単純に水ぶくれが発生している可能性もあります。それは口内炎を噛んでしまったり、鋭利な先端を持つ食べ物で歯茎を傷つけてしまったりすると、水ぶくれが生じてきます。
この場合は、歯根嚢胞とはまったくの無関係ですから、自然に水ぶくれが潰れてしまっても気にする必要はないでしょう。
見分けるポイントは、歯根嚢胞の場合白いぷにぷにとした膿のような状態になります。
しかしそれ以外であれば、ドロドロはしておらず比較的しっかりとした水ぶくれとなるのが一般的です。
歯茎に生じる水ぶくれは、歯根嚢胞が原因の可能性があります。
通常の水ぶくれである可能性も残されていますが、素人が判断するのは難しい部分もありますので、気になればすぐに歯医者に行きましょう。
引き続き、「水ぶくれの処置・治療法」を紹介していきます↓
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